2022.05.25 コンフォートホテル呉
ガイドブックにもあまり載っていない遺構を紹介
「青葉」は旧日本海軍の巡洋艦です。
太平洋戦争中に米潜水艦の魚雷を受け、ほぼ非武装の状態で呉海軍工廠に帰還するも、修理の見通しが立たない為、防空用の砲台として海岸沿いに係留をされていました。その後、昭和20年7月の呉空襲により「青葉」は大破着底しました。碑がある警固屋地区がその場所です。
「伊勢」も旧日本海軍の艦船(航空戦艦)です。
太平洋戦争最中の東南アジア方面での激しい戦闘、作戦を終え、奇跡的に無傷で呉に帰投しますが、燃料不足により、そのまま浮き砲台となります。その後、昭和20年の呉空襲により大損害を受け着底しました。
終戦後、伊勢を引き上げて解体した際に建立されたものがこの碑です。また戦没者慰霊のための観音菩薩像もすぐ横に建立されており、同型の姉妹艦「日向」も呉で終戦を迎えた為、合祀されています。
戦時中に使われたコンクリート製の輸送船です。金属が不足していた為、コンクリートで建造されています。自走することはできず、他の船に曳航してもらい燃料を運んでいました。数隻建造されたうちの1隻がそのまま防波堤となって今も形を残しています。
Access | ①巡洋艦青葉終焉之地碑 広島県呉市警固屋5丁目5-5 ・広電バス呉倉橋島線 鍋桟橋~警固屋ドック前の区間内で下車 徒歩5分程度 ②旧戦艦伊勢日向 浮揚解撤記念碑 広島県呉市音戸町坪井2丁目7-11 ・広電バス呉倉橋島線 清盛塚バス停で下車 徒歩15分程度 ③音戸のコンクリート船 広島県呉市音戸町坪井3丁目8-21 ・広電バス呉倉橋島線 清盛塚バス停で下車 徒歩15分程度 ※いずれも当館から車で20分~30分程度ですが周辺に駐車場はありません。 ご注意くださいませ。 |
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最寄りのホテル
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